パンチャの黒板メニューに登場した筍。「ずいぶん早いね。」なんて反応もあります。隠すつもりも無いので、きちんと伝えますが“中国産の水煮たけのこ”を使っています。
ガッカリされた方も多いでしょう。
中国産でも使おうと決めた、僕なりの判断基準を説明させて下さいね。
この、筍は「有機たけのこ水煮」と銘打って販売されています。
“有機”の定義は難しいらしいです。誤魔化しも多い。
簡単な見分け方として、昨日ブログで書いた「これからの野菜の食べ方」という本には<Q.「オーガニック」を見分ける方法は?…A.有機JASというマークを見るのが一般的です。>と書いてあります。
そして、この中国産の筍には、そのマークが、しっかりとついているのです。
日本ではこのマークに認定を受けたものでなければ、「有機」や「オーガニック」という表示が出来ません。法律で決まっています。
でもね、中には農薬を使っても有機肥料だからと言って、有機栽培を謳っていることもあるので注意が必要らしい。
有機JASの認証を得るためには、農薬や化学肥料を使用しない他に、「遺伝子組み換え技術を使用しない」などのルールに則して3年以上栽培を続けなければいけないらしいです。だから、このマークがあるものは信頼しても良さそうだなぁ…というのが一番の判断基準。
そもそも、畑ではなく自然に伸びる筍なので、農薬は必要ないのかもしれませんが。
そして、もう一つの判断の目安が…「本当に中国産は危険なの?」という疑問。
<毒入り餃子>なんて事件があって以来、中国産は危険というのが定説になっている。そのレッテルは凄まじく、筍も中国産を国産と偽装したなんて事件もありました。中国産ってだけで売れないんだよね、きっと。
逆に、そうやって誤魔化して隠すから誤解が消えないんだよなぁ…食材も原発被害も。
こんな意見もあります。<外国産=検査有、国産=検査無…むしろ国産のほうが危険です。>
もう、こうなると何を信じていいのか。。。でも、一理あると思うんですよね。
むしろ怖いのは米国産。農薬や添加物が基準に引っかかれば、政府に圧力をかけて、その基準を示す法律ごと変えてしまう…。そんな裏側があると、映画「フード・インク」で観ましたよ。全面的に、その情報を信じている訳ではないですけどね。
そんな映画観たらTPPとか怖くなっちゃうよね。まぁ、それは長くなるので止めときます。
そんなこんなで、「有機たけのこ水煮」を信じて使っています。
「おいおい、それは違うぞ!」という方。是非、教えてくださいね。