もやしの寿命

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「もやしに申し訳ない。。。」
そう言って、飯塚商店の社長さんがプレゼントしてくれました。
“出荷日”と“消費期限”のシールを間違えてスーパーに納品してしまったそうです。疲れてますね。休めるといいですなぁ。。。
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当然、全品自主回収。
当然???僕は、ちょっと不自然に感じてしまいます。
僕がもやしを買った場合欲しいのは中身。日付のシールじゃありません。中身に問題無ければ何を気にする事でも無い。
でも、それがまかり通らない時代なんですよね。
今回のミスは、もやし屋さんのミス。スーパーさんが間違えてシールを貼っていたら、もやし屋さんも怒っていたかもしれません。…いや、あの人は怒らないかな?笑っちゃうかもしれませんね。
「もーしょうが無いですねー。シールを貼り替えておきますねー(笑)」
で、済む世の中のほうが僕は好きです。
まぁ、そのお陰で僕は無料で美味しいもやしをGET!出来た訳ですけど(笑)なので、お客様にもお裾分けしました。
しょーがねーんっすよね。日付で判断しちゃいますもんね。
仕方のないことだけど、その繰り返しで自分の“見極め”の能力は低下します。
偽装もしやすい日付のシールなんかじゃなくて、自分の目や舌や鼻や触感や経験で、良いか悪いかくらい見極められる料理人で居たいです。
もっとも、不自然に新鮮そうな状態が長く続く野菜のほうが怖いですけど。。。
お店では出しませんけど、個人的には「傷んでるなら火を通して食えばいいや」って思うタイプの人間です。
「もやしに申し訳ない」と、あの表情で言える生産者さんは信頼出来ますよ。
賞味期限ってなんなんだろ?って感じた出来事でした。
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