嘆きの新玉ねぎ

僕はね、主婦さんが5回か6回か生まれ変わって、またまた何度も何度も主婦さんを繰り返して切った数くらいの玉ねぎを切っていると思うんだ。そのお陰か、顔を近づけて切っても涙も出ないし目にもしみない。
だからね、泣かないけど嘆いているんだよ。
この時期の玉ねぎは“新玉ねぎ”ばかりなんだ。
生で食べても美味しいし、炒めたりパスタの具材にしてもとても美味しい。好き。
でもね、トマトソースにすると甘すぎるし水っぽい。自慢の自家製玉ねぎドレッシングはさらにハッキリと違いが出る。
他の料理人さんは気にしないのかなぁ。あまり新玉問題の話を聞かないなぁ。
その味が嫌いな訳では無いんだ。“ひね物”の玉ねぎで作ったソースのほうが個人的に好きなだけ。
若かったり、新しかったりすれば良いという訳では無いのです。野菜も人も。
旬の味を楽しんでもらいたいコンセプトは変わらないので、今の時期しか食べられないトマトソースを楽しんでもらえると嬉しいです。
新玉ねぎで作ったトマトソースやドレッシングのほうが好き!って人も多いですよ。
そんな楽しみ方もパンチャ・ピエーナにはありまーす。
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