七ツ梅のとうふ工房さんに買出しに出掛け、円の庭でASFの打ち合わせを済ませ、鬼瓦職人と立ち話をしているとシネマの館長が通りかかった。鬼職と話していた内容が「最近の夕市はどうだい?」って話。
出店もしていない僕だが、七ツ梅の雰囲気と夕市の賑わいが大好きなので、良い機会なのでいくつか提案やら意見やらを話させていただいた。どうにも、一言物申さないと気がすまない性格なんだねぇ。メンドクセー男だねぇ。
館長さんが「立ち話でもなんだから」と、敷地内にある澤田園さんでお茶をご馳走していただいた。
秋の気配を感じさせる優しい風のもと、ゆるやかな時間の流れるあの空間…なんとも贅沢。
センスの良い器に素敵に盛られたアイスを口に含む。…美味~!
うめぇ~!じゃなくて、びみぃ~~~!!
上品な甘さが舌の上でサラっと溶け、ほうじ茶の香りが鼻腔をくすぐり、そっと喉の奥に流れてゆく。
添えられた豆乳入りの白玉は、モッチリつるんっ…と心地良い。黒蜜も優しい。
聞くと、上柴のジェラート屋さん『クローバー』さんとのコラボらしい。そりゃー間違いないね。
そして、一緒に出されるほうじ茶。僕は冷たいものをリクエスト。ホットもOK。
お茶屋さんの淹れるお茶だもの、美味過ぎる。
食べ終わっちゃってるのが美味しい証拠(笑)
ペットボトルのお茶も美味しくなってきたけど…到底敵わないわなぁ。まぁ、大手飲料メーカーで働く友人も居るので悪くは言わない。…いや、言っちゃおう。
よく見かける酸化防止剤「VC」ビタミンC。
ビタミンCだなんて表記されると、なんだか身体に良さそうじゃんか。実際には、アスコルピン酸というブドウ糖から作られる化学合成食品添加物。
アスコルピン酸は癌を発生させる原因になる活性酸素を多く出すらしいよ。まぁ、そんなことまで気にしていたら今の世の中食べられないものだらけ。
何が言いたいかというと、現代の僕等世代は、『急須で茶を淹れるという選択肢を失っていませんか?』ってこと。
たまには湯を沸かし、美味しいお茶を自分で淹れる時間と心の余裕が欲しいよね。
澤田園の娘も言ってたけど、急須で淹れるお茶はペットボトルのお茶より安いんですもん。
安くて、美味くて、身体に良い。
日本人は面倒臭がり屋ばかりになっちまった。こんな魅力的なものが消え去りそうな日本が心配です。
七ツ梅酒造跡地は、ちょっと日常から離れリラックスできる場所。イベントが無い日も、ちょっと寄ってお茶したりするといいよ!