深谷産アーティチョーク

アーティチョークって知ってるかい?
イタリア語ならcarciofi(カルチョーフィ)
日本名はチョウセンアザミ。

憧れのイタリア野菜が深谷で作られる日が来るとは。。。
作っているのは変な野菜が得意の力丸農園さん(めっちゃ褒めているつもり)

花の蕾部分を食すのだが…
手間暇の割に可食部は少ない。
びっくりするほど美味しいものでは無いが、なんとなく手がのびる。。。そんな野菜。

なんとなく日本の食文化で近いのは筍かなぁ…と個人的には思っている。
アクの強いアーティチョーク。とりあえずレモン水で茹でる。米糠で下茹でする感じ。
筍も外側の堅い皮を剥くと食べられる部分はビックリするほど小さくなるが、このアーティチョークも食べられる部分はギザギザに広がるガクの一部と蕾の中心部のみ。

赤丸の部分を歯でこそげ取るように食べる。
ほんの~り甘いホクホク。里芋やそら豆のような感じ。
僕はこれが好き♡
おしゃべりしながら手をのばすスタイルで食べるのが楽し美味しいのだが…
日本人は苦手よね。ご飯と会話を一緒にするの。
コース料理は黙々と料理が間に合わないペースで食べちゃうし、ランチのおしゃべりはフォークが止まっちゃう。
そして現在の常識は黙食。。。

おいしい蕾の中心はパスタとピッツァにして食べました。
今回は賄いで全部食べちゃいましたが、「カルチョーフィ・ナイト」みたいなのやってお客様と楽しめるといいなぁ。
コロナでビビッて何も企画出来ない。。。

アーティチョークを見るとちょっと赤面しちゃうの。
19歳の時。イタリアに遊びに行ったの。
一番美味しかったのはベネチアで食べたZuppa di Pesce。魚介のスープ。イタリア版ブイヤベースってとこ。
あ、違う。同じレストランのスカンピの香草焼きだ。手長エビね。
場所は変わり、その時まだ食べたことのなかったアーティチョークをローマのレストランでオーダーした。
ガクをはずして1枚1枚お皿に広げられていたと記憶する。あの頃は写真は「「写ルンです」だったので撮っていない。料理の写真を撮るのがまだ失礼だった時代。
初めて食べたアーティチョーク。。。「なんだこれ?ゴワゴワで胃がおかしくなりそうだよ。。。」
ガクの付け根しか食べられないことを知らずに、お皿の上に広げられた全てをむりやり噛んで飲み込んだのでした。
筍を縦半分に切って焼いた料理の外の茶色い毛深い皮まで食べてる外国人を想像してもらえるとそれが僕。
お皿を下げに来たイタリア人の「まぢかよ。。。」って顔を思い出して“ポッ”っとなっちゃう(笑)

カルチョーフィ…食べてみたい?

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