たまには料理人らしいことも書いてみます。
今日のおすすめパスタ【緑】は<ちりめんキャベツと鶏肉のペペロンチーノ>でした。明日も同じ。
「ちりめんキャベツって“ちりめんじゃこ”と“キャベツ”のパスタってこと?」と、息子が聞いてきたので少々説明をしなきゃいかんなぁ。。。と。
【ちりめんキャベツ】…フランスのサボイ地方で作られてきたことから“サボイキャベツ”と呼ばれる。日本では表面の縮れた状態から“ちりめんキャベツ”とも呼ばれる。一般のキャベツよりは水分が少なく、加熱して食べることが多い。ほんの~り後味に優しい苦みがある。
…そんな感じ。まぁ今の時代スマホ片手にススっと調べられますね(笑)
僕にとって、ちりめんキャベツは憧れの野菜の一つでした。
この業界に入った10代の頃、雑誌や料理本で紹介されていた<Spaghetti all’acciuga con cavolo(キャベツとアンチョビのスパゲッティ)>。見たこともない縮れた濃い色のキャベツが使われていました。
確か、DA NOIの小野清彦シェフのスペシャリテとしてよく登場していたんじゃなかったかな?雑誌等で見るだけで実際食べたこと無いですけど。。。
働いていたお店のシェフは東京で働いていた人だったので、「ちりめんキャベツって美味しいの?食べてみたいっ!」と、おねだりしたのですが…当時のこの辺では見かけることは無かったんですよね。それで普通のキャベツで真似して作って、まぁ美味しいんですけど…やっぱり憧れには敵いません。
そんな憧れの野菜さん達を深谷でも色々と見かける時代になってきました。
時代は流れて、料理のトレンドも変わり…それでも昔憧れた初期衝動のような食材様に再会したりすると、当時の料理本なんかを見返したりする訳です。
んで、オジサンは思うのです。「最近の雑誌の料理は見栄えや写真映りばかり良くてヨダレが出てこねーなぁ。。。」なんて。
だから僕はSNSウケの良い料理が作れないのか!写真映えも大切ですねー!
色々と勉強します。料理は楽しいです♪