4月から始まる生パスタ専門店の話

ちょろっと長いでやんす。


「生パスタはお好きですか?」

10代の頃から深谷のパスタ屋で仕事をし、15年以上この町でパンチャを営業してきた僕の感覚から言わせてもらうと…深谷近辺の方は乾麺のほうが好きだと思います。

“美味しい”という感覚は、飲食店を経営する上で大事な要素。かと言って“美味しい”は飲食店なら当たり前のスタートライン。一番大事なことでは無いんですよね。

でも、それを追求するのが僕の仕事。

「“美味しい味”ってどんな味?」そこが悩みの種。

僕の個人的な答え。

「んなもん、人それぞれ。」

そりゃそーだ。。。な考えに至るまで、随分と時間がかかりましたし、今後その考えも変わる可能性は充分にありますが…


今までは、多くの人の嗜好にあったものを提供することを念頭にメニューを構成していました。

だから、乾麺を中心にメニューの数も多かった。そこを気に入って足を運んでいただいていた方も多いと思います。

でも、責任を持っての“美味しい”は自分の舌以外ひとつも無いんですよね。

う~ん…伝えづらい。。。

「美味しい!」と言っていただけても、他人の舌までは解らんのですよ。

勿論、お客様の咀嚼する口の中、飲み込む喉の感覚、流れ込み落ち着く胃の中の様子まで想像して作ってはいるのですが、所詮は想像の範疇。

だったら、自分が一番美味しい!と、感じるものを提供するのが料理人の責任なのでは?

…と感じちゃってるんですよね。拘りというより偏りかもしれませんが。

そう、僕は生パスタのほうが好きなんですよ。自分が仕込んだヤツね(笑)


ふぅ。。。本当に経営者として失格な判断だと思いますよ。マジョリティーになれない。

でも、生パスタの魅力を多くの人に知ってもらいたいんです!

乾麺と生パスタの両方を置くのでは、乾麺ばかり出てしまうのは実証済み。

でも、乾麺なら家でも手軽に作れるじゃん。わざわざ店に食べに行かなくても。。。

うどん屋さんやソバ屋さんで乾麺の出されたら「???」ってならないですか?

あ、他のお店を否定している訳ではありません!

パンチャも、オープン当初より「ディチェコ社のリングイネ・ピッコレ」というパスタに惚れ込み、ソースごとに茹で時間等も変え、プロとして恥じないように…と、頑張ってきました。結構大変なんですよ、乾麺も。

でも、生パスタのほうが好きなのね。

だから、生パスタ専門にします!


生パスタに惚れちゃった経緯も話しておきますね。

震災後、流通が麻痺しましたよね。その時、パスタが届かなかったんですよ。

主にピッツァの生地用に仕入れていた埼玉県産の小麦粉はすぐに届いた。

地産地消に傾倒していく切欠でもありました。

その粉で作った生パスタは、僕の好みにピッタリと合いました。

Torcioという道具を使って手動で搾り出す、Bigoliという、少し変わった太めのパスタも僕の好み。パスタ業界のトレンドは細麺なんですけどね(笑)


埼玉県産の小麦粉と全粒粉に妻沼のオリーブ葉の粉をブレンド。地元深谷で創業100年以上の鶏肉専門店から仕入れる地養卵、塩と水+オリーブ油。

これが、パンチャの生パスタの原料。

ちょっと長くなりましたが、パンチャの生パスタを気に入ってもらえると嬉しいです。


しばらくは、Bigoliのみ。

余裕が出来たら、他の麺も仕込もうかと。パンもね。


兎に角、宜しくお願いしますね。

遊びにきてくださいな。

麺が終わったら閉めちゃうか、軽食でも出そうか。。。

<11時半オープン>以外、営業時間も決まって無いんですけどね(笑)

メニューも、まだ完成してないし。。。

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