「天のしずく」を深谷シネマで観た

2013 2/25

料理家『辰巳芳子』さんの生き方を学べる食のドキュメンタリー映画。

作家でもある辰巳お婆ちゃんが語る言葉は静かでいて真っ直ぐ。そして強い。
おつゆ、スープを通して「食は生死を分かつ」ということを教えてくれた。
結論から言うと…僕はこの映画で涙した。おそらく館内で唯一の泣き顔だったかもしれない。
迷える料理人である僕の視点は、他の来場者さんとは違ったのかもしれない。
色々な食材様、お料理が登場する。
<いのちのスープ>と紹介された数々の汁物。象徴とも言えるポタージュ。
その作り方から、作り手の心の持ち様まで…ぴたりと僕の料理感と寄り添っていた。
パンチャの名物となりつつあるものに<季節の深谷野菜ポタージュ>がある。
野菜王国深谷の野菜様たちを、美味しさだけでなく栄養面からもすべて優しく体内に取り込んでもらいたいと考えてメニュー化したもの。ポタージュなら体調を崩していても食べやすい。
先日いただいた辰巳さんのレシピ。<日本葱のスープ>のレシピをみて驚いた。僕のレシピとすっかり同じだった。
ちなみに、僕のポタージュは独学である。
そして、作るときの気持ちも同じだった。「野菜が嫌がらないように、野菜の気持ちになって鍋を混ぜる。」
未熟者ゆえ迷い続ける僕に、「それでいいのよ…」と、そっと優しく暖かい毛布をかけてくれたように感じた。
天のしずくが瞳からこぼれる経験。

食べるということは生きるということ。
そして誰しもが、何も食べられなくなり、近づく生の終わりと向き合う可能性がある。
自分の為でもあるが、自分の周りの大切な人がその時を迎えた時の為に…観ておくと良いですよ。
NCM_0624.JPG
      ~3/2(土)10:30~
3/3(日)~3/9(土)13:30~
3/17(日)~3/23(土)19:30~
*火曜日休館…深谷シネマで上映中です。

目次
閉じる