アレルギー

偶然が重なったのか、ブログの内容などが引き合わせてくれた縁なのか…
ここ数日で、数組のアレルギーに悩むお客様とお話させていただいた
アレルギー体質の身体が、原発事故の影響も受けてしまった…との悲しいお話も聞かせていただいた。
健康であることは有難い。僕には想像も出来ないほどのご苦労をお持ちだろう。


健康である料理人は、アレルギーに対して無知である。…と思う。

少なくとも、僕は勉強が足りない。始めてすらいないレベル。

アレルギーを持つ方にとって、「外食は夢だ」という言葉が刺さる。


小学生のとき、学校の旅行で訪れた旅館の部屋で、幼馴染が咳き込み、ぜーぜーと息も絶え絶えに、目と顔を真っ赤にしていた姿を思い出した。幼馴染で彼のことを知っていた僕は、「窓を開けて枕を隣の部屋に!」と叫んだ。
彼は蕎麦アレルギーだった。蕎麦殻が原因かもしれないと気づけたことは、数少ない僕が誇れること。
凄くショックだった。蕎麦殻でも、あんなに苦しいんだ…って。押入れの奥の枕であんなに…って。
彼と疎遠になって、あの顔を忘れかけていたが、またはっきりと思い出したんだ。


ひとつ、嬉しいことも教わった。小麦アレルギーだったお子さんが、成長して免疫もつき、小麦料理を食べられるようになったとのこと。治るアレルギーもあることすら知らなかった。一生抱えて生きていかなければならないものだと思っていた。
勿論、一生ケアしなければいけない方も沢山いるのだろう。


免疫を高めるために、腸を鍛えると良いという勉強は少し前にした。
でも、アレルギー症状がすでに出てしまっている人達のことも、料理人として知らなければならないと思った。
頭が悪いので、ゆっくりとではあると思うが、ちゃんと勉強しなければならないなぁ。。。

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