まつりの後の虚しさ

昨日のイベント。イベントとしては成功したと思っている。なにしろ、もやしと五家寶でイタリアンのコースを作るのだから、面白いのは当然だ。でも、僕には反省点のほうが多い。

・参加してくれた、お子さんへの配慮がなかった。(まったく、子供達向けの料理を意識しなかった。お子さん用に最初に少しでも専用に料理を用意しておくべきだったと思う。小さい子は最後まで居られず先に帰ることも想像できたはずだ。)

・あまりにもライブ感に拘り過ぎた。(鮮度を表現したかったが、もやし料理もしっかり下準備をすることで良さを伝える方法もあったはずだ。五家寶も作りたてより、硬くなってからのほうが活かされる調理法もあった。)

・試作の段階より、大量に作る本番で、質を落としてしまった。(特に揚げ五家寶は、少量でも揚げたてのものを食べてもらうべきだった。すべてのものが揃うまで客席に運ばなかったのは完全なるミスだ。)

兎に角、イベントとしては面白いが、普段のメニューにして出すことまで考えると、未完成のまま皆様の口に運ばせてしまった悔しさが残った。

 
他にも残念に思っていることは沢山ある。一番残念だったのは、せっかくのデビューだった『深谷ねぎドレッシング』の活用法を間違えたこと。あれはもっと、もっと、もっと美味いのだ。
 
そして一番印象的だったのは、「作りたての五家寶の美味しさ」あれは別物だ。お取り寄せでは決して味わえない逸品だ。衝撃的だった。一つの完成された世界だった。その素材に手を加える…息子が親を超えられないかの如く、やはり、良い食材を超える料理は無いのかもしれない。料理人の最大の失敗は手を加え過ぎることである。“食材様”である。今回一番美味しかったのは、「もやしの茹で汁」だったかもしれない。
 

いやぁ~…勉強になったし、楽しかった。料理人冥利に尽きます。
皆様、ありがとうございました。頑張ります。

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